radical-pluto’s golf diary

主にGolfの事について。まれにソフト開発/設計のメモ代わりとして。

ゴルフをもっと身近にする為に

日本でゴルフをコンスタントにプレーできるという事は凄くラッキーだ。
どんなにゴルフに対して情熱を持っていても、経済的な負担が大きいので続けていく事が難しい。正直、始める事よりも、続けていく事の方が難しいと思う。サラリーマンで結婚していて住宅ローンがあるのに、月2回以上ゴルフが出来るっていう人は相当給料が高いか、配偶者が泣いているかのどっちかだと思う。
なにより、日本のゴルフは高い。土日なら1万円以上はかかる。
海外でもコースによってはそれぐらいかかるが、そういうコースはだいたいリゾートコースかツアーが行われるようなコースだったりする。どうしたら、少しでもプレー費が安くなって、みんながゴルフを続けられるかちょっと考えてみた。

プレー費用が高くなる原因

  • 不動産コスト

知っての通り、日本で一番高くつくのは不動産。ゴルフ場がいくら田舎にあるといってもあの広大な面積の土地を用意するだけでも大変である。

  • 超豪華サービスとそれに付随する人件費

日本のゴルフ場はどこに行ってもすばらしい!海外でプレーした事があると胸を張ってこれは言える。
ゴルフ場についた時点で車からゴルフバッグを下ろしてもらえる。クラブハウスは超立派でお風呂もついている。レストランではそれなりの料理が食べられる。プレー中には茶店があって、快適に休憩できるし、カートがあるのが当たり前だ。プレー後にはクラブの清掃までしてもらえる。素晴らしい。素晴らしすぎる。もちろんこれら素晴らしいサービスと引き替えに高いプレー費用を払っているわけです。
一方海外はと言えば、地元の人が利用するようなコースだと、本当に質素。上記のようなサービスは何一つ存在しない。その代わり安い。ニュージーランドだと40NZD(3000円)も出せば、ビジターでもそれなりのコースでプレー可能だ。100NZDも出せば、トーナメントコースでプレーできる。

  • 会員制度の違い

日本ではメンバーシップを持っていても、プレーする度にプレー費が発生する。ビジターより安いとはいえ、5000円以上はかかるだろう。もちろん年会費も発生する。
海外だと、1年分の年会費を払えば、後はいくらプレーしてもプレー費は発生しない。もちろんその分年会費は高い。コースにもよるが、10万〜20万程度だ。日本の感覚で行けば、年間20ラウンドもすれば元はとれる。

何をゴルフ場に求めるか?

いったい、私たちは何をゴルフ場に求めているのだろう?それが問題だ。
楽天GORAなんかで、プレーした感想を書いてるのを見ると、みんな書くことはゴルフ場のサービスについてが多い。
あれが良かった、これが悪かった、etc...
そういう意味でみんなが求めているのはサービスだ。安くて素晴らしいサービス!
高い金を払っているから、みんなはそれに見合ったサービスを求める。
ゴルフ場側は様々なサービスをこらして客を呼ぼうとする。で、またコストがかかると。
卵が先か鶏が先かという感じだが、根本原因は日本の不動産コストが高すぎるという点にある。
こればっかりは、どうしようもない(のだろう…)
でも、ゴルファー一人一人の意識が変わって、サービスはどうでもいいから、とにかくコンスタントにゴルフをさせてくれというようになれば、ゴルフ場がもそれに対応してくると思う。それが資本主義の素晴らしい所だ。
現時点ではサービスを求めている顧客が多数派なので、どうしてもゴルフ場もそれにあわせるし、人件費やら設備投資やらがかかってくる。でかいクラブハウスはその分維持費も高い。素晴らしいサービスはその分人件費もかかる。
そのしわ寄せはどこに行っているか?個人的にはジュニア育成に行っていると思う。金持ちの馬鹿息子・娘しかゴルフが出来ないっていう状況は間違っている!と声を大にして言いたい。
そもそも、ゴルフ場が本来提供すべき価値とはゴルフをプレーできる環境を顧客に提供するという事に尽きると思う。
そこにみんながもっと気が付けばいいのにな〜